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ブラスト型研磨メディア

サンドブラスト装置の専業メーカー「株式会社不二製作所」(東京・江戸川区)との共同開発で、セルムエラストマーをブラスト加工用研磨メディアに使用、 「シリウスZ」として製品化されました。砥粒を担持する核体にセルムエラストマーを用いることで、研磨メディアがワークに衝突した時にすばやく板状に変形し表面に留まりながら長い距離を研磨、約6倍の研磨力(従来比)と優れた鏡面性を得ることが出来るようになりました。

 

耐摩耗性塗料・インキ

セルムを配合した塗料・インキは優れた耐摩耗性を発現します。

写真は株式会社セイコーアドバンスで採用されたスクリーン印刷用インキ「SRP-A」のテーバー摩耗試験の結果です。一般的なウレタン系インキ(写真左)では摩耗痕がはっきり残るのに対し、セルム配合インキ(同右)は微かに残る程度です。

 

 

振動特性を制御する塗料

環動高分子材料(スライドリング マテリアル) が配合された塗料を、高性能フルレンジスピーカーの振動板へ塗布することで、高周波数領域での良音質化を実現しました。
これは、弾性率を維持しつつ、高周波数領域で内部損失(tanδ)が増加する特性によるもので、スライドリング マテリアルを使うことによって二つの性質を両立させることが出来ました。
この塗料は、ビフレステック社のタマゴ型スピーカー【TGA-1B1/b】へ採用されました。



傷復元性塗料

日産自動車と東京大学の3社で共同開発した環動高分子材料(スライドリング マテリアル) をコーティング材料へ応用することにより、今回、優れた傷復元性を示す塗料を開発しました。
スライドリング マテリアルはリングによって架橋され、結合点が固定されることなく自由に動くことが出来ます。この特性を活かした塗料を用いることで、塗装が剥がれ難く、表面の美しさがより長持ちすることが可能になり、NTTドコモの携帯電話(NEC社製)へ採用されました。

誘電型アクチュエータ(開発中): 軽量で無音のアクチュエータ

誘電型アクチュエータは、柔軟な誘電材料を電極間に挟み、電圧が加わった時に生じる変形で駆動するアクチュエータです。スライドリング マテリアルを誘電体として用いると、他の材料ではむずかしかった、低い弾性率、伸縮させたときの低履歴、諸特性の温度依存性の低さを実現でき、高性能のアクチュエータが可能になります。これは豊田合成株式会社と共同で、NEDOのプロジェクトとして開発を進めています。